はじめまして。
私は幼いころから音楽に合わせて踊ることが大好きで、5歳よりバレエを始めました。
少しだけ自分のことをお話しさせてください。
バレエを習っている中で、これまでたくさんの舞台に立たせていただきました。バレエダンサーとして大きなステージに立たせていただけることはもちろん特別で、格別の充実感があります。
しかし私は20代になり震災や様々なことを経験する中で、もっとバレエで人の役にはたてないだろうか?
口で伝えるのではなく、踊りを通してだからこそ伝えられることはないだろうかと常に思っておりました。
そんなある日、バレエボランティアとして老人ホームで踊るという機会に参加させていただいたのです。
その時に施設のみなさんが涙を流し、細い手で想像できないほどの力強い握手とともに“ありがとう”と言葉をかけて下さったことが、私にとってはどんな舞台よりも特別でこれまでに感じたことがない忘れられない感覚になりました。
そんな言葉に私自身も多くのパワーをいただき、感謝の気持ちでいっぱいでした。
その後、いくつか慰問で踊りを披露することを経験させていただく機会に恵まれました。そしてご老人の方々にもっと喜んでいただけるためには、もっとみなさんのことを知りたいと思い、デイサービスで勤務した経験もあります。
私は昔からどんな音楽でも、どんな場所でも踊ることが得意です。
そんな得意なことでこんなにも笑顔の輪が広げられるなら、もっともっと多くの笑顔の輪を広げていきたいなと思いました。
踊りを観ている時間が、現実から一瞬でも離れ、それぞれが色々な想いを感じることができるひとときになっていただけたら幸いです。
バレエの踊りや創作バレエはもちろん、施設に入居されているみなさんの懐かしい曲に合わせても踊ることができます。懐かしい曲が流れた時には、ぜひ一緒に歌ってくださいね。
バレエのステージではないからこそできる、みなさんと作る特別なステージです。
この最大の特技を生かして、全国にお金では買えない笑顔の空間と時間を送り届けさせていただきたいと思っております。
